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07.10
Tue

「誰か」や「何か」が自分を幸せにしてくれるのだと、私たちはよく思います。
お金があれば、
家族があれば、
友だちがあれば、
何かがあれば…、

もちろん、それらは大切な存在であり、大切なものですが、


自分が、無理に守ろうとか、手に入れようとして、
心や体に負担がかかっていると気づいたとき、
一度、素直な自分の気持ちを見つめてみませんか?


あなたが、心の声に寄り添いたいと思うとき、
RFT[アール・エフ・ティー]は、あなたの在り方を優しく伝えてくれるでしょう。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)が出来ることを小説風にご紹介しています。

創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈来月から更新日が15日・30日に変更になります。次回は7月30日です〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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一文字フサ乃 39歳。派遣社員。

子供の頃から学校でいじめにあったり、家族からそしられることも多かった。
人と目を合わすのも会話するのも苦手。
自分の考えを伝えることもほとんど出来ない。
いつからか左足が重く、引きずるように歩く。
占いによって行動を決め、
忍者のように影をひそめて、うっすらと生きる女性。
それが一文字フサ乃である。


そんなフサ乃には、どうしても叶えたい夢があった。


それは、「結婚」である。


しかし結婚といっても、フサ乃の場合は、相手への理想の条件がとても高い。
誰が見てもイケメンで、
高身長・高学歴・高収入で、
都心に大きな一軒家があって、
もちろん仕事はバリバリ出来て、
爽やかで、優しくて、スタイリッシュで、
そして、フサ乃をメロメロに愛してくれる男性…

そんな男性でなくてはならない。


そんな人が現れれば、
これまでの人生で、フサ乃を否定し、そしり続けた家族やクラスメイト、知人、すべての人が
「えー!すごい!!」と、フサ乃を尊敬と憧れの眼差しで見るだろう。


そんな男性さえいれば。
愛されて、幸せなフサ乃を見せつけてやれれば。
フサ乃は幸福になれるハズだ。


そのためには、まずは男性嫌いを克服しなくてはならない。


フサ乃はアイ子に彼氏が出来たことを知っていた。
職場でのアイ子は、フサ乃の目の前で(…と言っても、こっそり見ていただけだが)、
苦手そうにしていた男性たちと次々と仲良くなったばかりか、
彼氏まで出来ている。


-- 何か秘密があるに違いない…


そして、大いなる勇気を振り絞って、アイ子を誘い、
やっと秘密を聞き出せたと思ったが、
アイ子は奇妙なことをやっていた。
鎖骨の下辺りをタッピングしながら、感情に声をかけて行くと言う。


-- 「悲しみって感じていいよ」とか変なこと言っちゃって、何やってたんだ??


しかし、フサ乃はくじけない。
-- きっと私をごまかそうとしたんだ。何か秘密を隠しているとしか思えない。
  いや、それとも、あれがオトコ嫌いを無くして恋人に会う魔法なのかな??


とにかく、葵井美香子の開催するRFTオンライン基礎コースが、
占いで、日程も函館も、フサ乃に幸運のセミナーだと示している以上、
これを受けないわけにはいかない。



フサ乃はすぐに申し込むと、開催日を待った。


-- 今度こそ結婚してみせる!

これまで願いが叶うと聞けば、
ペンダントを買ったり、
パワースポットに行ったり、
様々なご利益を期待したフサ乃だが、
一向に叶う気配はなかった。


しかし、今度こそ、RFTをすれば理想の男性と出会えるものと
フサ乃はすっかり誤解していた。


-- ✧ -- ✧--

待ちに待った開催日がやってきた。
オンラインの基礎コースの初日、画面の向こうに、
講師の葵井美香子と参加者が集まった。


葵井美香子の笑顔が飛び込んできて、
明るい雰囲気の挨拶から始まった。


フサ乃は、とっさに
-- 私もセラピストになろう!
と思った。

セラピストになったら、こんなにキラキラした美人になれるのだ。
そしたら、理想の男性が思いのままにやってくるに違いない。


フサ乃は、「誰か」や「何か」が自分を変えてくれると信じている。
自分で努力することや、自身が変わるというアイディアはいつも抜けている。



さて、セミナーは心の仕組みについて、から話しが始まった。


葵井の丁寧な説明を聞き、納得し頷きながらも、
勘違いしているフサ乃には、
結婚につながる話しだとしか思っていない。


「思い込み」というのは、目の前に起こっている状況を
ありのままに理解できなくしてしまうものなのだ。



そして、いよいよRFTのベーステクニックが始まった。
アイ子が言っていたのと同じような説明を聞いた。

-- やっぱり、これが秘密の何か、なのかな…。


ワークでは、最近、嫌だと思ったことについて、テーマを挙げることになった。


嫌なことなんて、山ほどある。
何にしようか迷ったが、
他の参加者に知られても良いような、あまり差しさわりのないところで、
今回は、職場の上司の振舞いを挙げた。
「仕事を指示しておきながら、後から不要だといった」
腹が立つような、憎らしい気がした。


RFTのワークで、
腹立たしさや憎らしさを受容してみると、
フサ乃の中で、何かがふわっとした感じになった。
上司の振舞いを思いだしても、
腹立たしさや憎らしさをあまり感じない。

-- 何が起こったの? これが魔法??


フサ乃は、他の参加者の感想も聞いて、
みんなに同じことが起こっていることを知った。
フサ乃は、自分にも皆にも何が起こっているのか理解できなかったが、
「変化」が起きたことは分かった。


-- これは、今まで体験したことのない、やっぱり魔法かも知れない…


そして、1回目が終わって一人になると、
フサ乃は、いよいよこの魔法を自分に試してみることにした。
誰にも知られないように…、密やかに。

「結婚したい」
という思いをテーマにRFTを始めた。


何かがフサ乃の中で動き出す。
「絶対に、結婚しなくちゃいけない」
「証明しなければ、私の人生は無駄になる。」
焦り、怒り、無力感…
受容するたび、内側から、深い思いが溢れてくる。


そして、
「結婚は…、私の価値を証明するための使命だ!!」


という思いが出てきたとき、
フサ乃は、自分の中にあったものを明確にとらえた。


-- え?? 私、結婚したいんじゃなくて、自分を証明するための使命だと思ってた…?
   だから、価値が高いと思える男性ほど、より高い自分の価値に繋がったということ…?


さらにタッピングを続けた。

「結婚を使命だと思ってた…」
そのとき、フサ乃は内なる悲しみに気づいた。


わけも分からず、涙が噴き出した。
泣いて、泣いて、泣いて…

そして、
自分の中から、
「もう、頑張らなくてもいいよ…」
という声が聞こえたように感じた。

それを聞いて、また泣いた。



そして、フサ乃は、やっと気づいた。

-- RFTは、結婚できる魔法のツールじゃない。

ショックと、驚きが入り混じる。


-- これがセラピーというものなのかな。

  自分で自分を無理して追い込んで、
   自分で自分に重い責任を課して、
   息苦しくて仕方ないのに、そんな自分にすら気づかないでいる自分。
   頑張るしか知らない自分。

  そんな捕われの世界から、自分を自由に解き放つ、
  自分に秘められている思いをしっかり見つめて理解する。
  それが、このRFT。
  抵抗を解く、レジスタント・フリーダム・セラピーだ…
  


フサ乃は、ちょっと可笑しくなった。
-- なんだ、結婚できる魔法じゃないじゃん。


でも、そのことは絶望よりも、嬉しさの方が大きかった。
だって、自分の心が分かったから。
使命のために、何かを得ようとしていた自分が理解できたから。


-- オトコ嫌いなのに、結婚を使命にしていたなんて、 
   まったく相反することをやろうとしていた。
   
   私は、本当は何を望んでいるんだろう?


他者に話すことはなくても、心はおしゃべりなフサ乃。


まだ、涙は少しこぼれるけど、この涙を味わっていたい。
フサ乃は、ベッドに仰向けになると、静かに目を閉じた。


-- 2回目の基礎コースは、何が待っているのか楽しみだ。



続く…




※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、7/30に更新予定です。


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        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン





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