04.20
Fri


誰かの発言に腹を立てたり、
何かに落ち込んだり、
ムカついたり、嫌な気持ちになったり、
それらはいつも体の感覚を伴っています。

私たちが、何かを感じるとき、それは “体の感覚” によって認識されています。

つまり、私たちが何かに反応するとき、
それは 「自分の内でしか起こっていないこと」 であるともいえます。


体の感覚が変わるとき、
同時に感じている“何か”が変わり、他者との関わり方や世界観すらも変化していきます。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)は、
あなたに、優しい世界を見せてくれることでしょう。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆

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ヒカルは時々、なぜだかひどい気分になることがある。


誰かと何かがあったわけでもない。
これと言って理由も思い当たらない。


なのに何もやる気が起こらない。
何をしても気が乗らない。


実はヒカルは、最近、職場での評判が良くなってきた。
同僚や上司からも
「なんだか雰囲気が変わったね」
「丸くなった」
という声も聞こえるようになり、実際の状況はうまく行っている感じだ。


それなのに、この憂鬱な気分はどうしたことだろう。



この陰湿で、じめじめとした重い気分がやってくると、
世の中なんてどうでもいい。
自分なんてどうでもいい。

幸せも不幸も届かない、どぶ色の世界に住んでいる。
そんな気分になって、

「何をやったって同じ」
「どうせ生きててもしょうがない」

そんな思いに支配される。
こんなときは、この気分が去るまで待つしかないのだ。



◆一口メモ◆
私たちが日常で感じている、怒ったり、悔しかったり、悲しかったり、落ち込んだりするなどの反応が起こるときの、“反応ボタン”は様々です。

人間関係や、強い反応が起こるような状況だけとは限らず、
ふとした思考(考え)・季節・気温・湿度・匂い・音(音楽含め)・時間帯・色彩・場所の雰囲気に至るまで、
気づかないところで“反応”は起こり得ます。

そのときは過去の嫌な出来事や、ビリーフ(潜在意識の思い込み)などの 自覚していない記憶が、無意識に呼び覚まされているといえるでしょう。




動きたくない。
私なんて重苦しい感じに、飲み込まれてしまえばいい…。


そんな気分のヒカルだったが、
今日は休日、午後からは、数ヶ月ぶりにアイ子と会う約束が入っている。


久しぶりに会うアイ子に、こんな重い気持ちで会いたくない。


-- そうだ、RFTしよう。

ヒカルは、ため息をつくと、重い気分のまま、のろのろと座って、
体の感覚をとらえた。



基礎コースで習ったやり方だ。
-- 背中から腹部にかけて、黒っぽい茶色のぐにゃぐにゃとした感じがある…。

  
そこからRFTを進めて行く。
「お前なんていない方が良い」
そんな声が聞こえてくる。



-- こんな声があったんだ…
ヒカルは自分の内なる声に、自分でも驚きながらRFTを進めて行く。
ここにある感情は、“絶望”だ。
でも、この絶望の役割が自分を守る勇気だと気づくと、優しい気持ちが沸いてくる。


そんなことを繰り返していくうちに、
“黒っぽい茶色のぐにゃぐにゃとした感じ”は、白っぽい色へと変化していく。
ぐにゃぐにゃした感じも薄くもわっとあるだけだ。


同時に、体が軽くなっていくのを感じた。
深呼吸をすると、今までよりも息が深く入る気がする。


最後に、ふと、この感覚の役割を知りたくなった。
-- 自分を奮い起こす力、活力
そんな思いが沸く。


-- 重くてひどい気分にさせてものだったのに、
  それが自分の活力だったなんて??

ヒカルは、ちょっと面白さを感じた。



白っぽい、もわっとしたものも、もう感じられない。



さきほどまでの重い感覚は、まるでヒカルの背筋を伸ばし、そばで守ってくれているような、
そんな感じに変わっていた。


-- 「何をやったってしょうがない」「どうせ生きていたって」
  そんな思いもあったけど、
  この体の感覚によって、真実のように思わせてただけだった。



ヒカルは、癒しという感覚の変化を通じて、
自分を知ることの面白さ・素晴らしさを改めて感じた。



-- 私たちの内側は、誰しも神秘で叡智に満ちている
  心の内面を知ることは、自分という存在の本質を知ることなんだ…


ヒカルは、早めに待ち合わせ場所に向かった。
足取り軽やかに街を歩いてみたい気分だ。



そして、このあと、久しぶりに会ったアイ子に、ヒカルはRFTを紹介することになる。



ヒカルがアイ子にRFTを勧めるまでには、こんなRFTの旅があった。
アイ子が、ヒカルにこれまでと違う“何か”を見出したのは、
ヒカルの雰囲気が、それを物語っていたのかも知れない…。




続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、4/30に更新予定です。



~RFT講習会のご案内~

【名古屋】RFT基礎(自己の癒し)コース  ≪募集中≫
日時: 2018年6月23日(土)~24日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 名古屋市千種区
講師: 佐藤純子
参加費: 48,000円(再受講30,000円)/税込み・テキスト代込み
 お申込みフォーム: 『名古屋 RFT基礎コース』



【オンライン平日昼】RFT基礎(自己の癒し)コース  ≪募集中≫ ★ご自宅で受講して頂けます
開催日: 2018年7月5日、7月12日、19日 全3回(すべて木曜日)
開催時間: 各回とも10時~13時 (3時間程度×3回に分ける形式です)
場 所: オンライン(テレビ会議システムzoom) 
講 師: 葵井美香子
参加費: 48,000円(再受講30,000円)/税込み・テキスト代込み
 お申込みフォーム:『RFT基礎コースオンライン平日昼クラスお申込みフォーム』



【東 京】RFTプラクティショナーコース  ≪募集中≫
★東京は、2019年以降の開催は未定
開催日時: 2018年8月4日(土)~5日(日)  10:00~16:30(二日間とも)
開催場所: 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館
講  師: 佐藤 純子
参加条件:
  ◎2日間の基礎コースに参加された方
  ◎2017年2月までにプラクティショナーコースに参加された方
お申込みフォーム:『東京プラクティショナーコースお申込みフォーム』




RFT講習会の日程は、こちらもご覧ください ⇒  『RFT講習会のお知らせ』



RFT講習会のご案内メールをご希望の方はこちらから ⇒ 『ご案内メールお申込みフォーム』




 Resistant Freedom Therapy®(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン









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04.19
Thu

2018年4月14〜15日 東京にてRFT基礎講座を開催いたしました。
そのご報告と参加者の皆様のご感想です。

講師:渡辺 花香里



2018年4月14日~15日の2日間 RFT基礎講座を開催させて頂きました。
3名の参加者の方々とテーブルを囲んですすめたRFT基礎コース。


日常の中で出来事や人の言葉に反応して起きて来る、
怒り、悲しみ等のネガティブな思いや感情・・・
 
 

嫌われ者のこの感情、
邪魔者に去れるてしまうこの感情、
悪者にさえされてしまうこの感情

なかなか立ち去ることがないこれらの感情を
RFTは、受け容れていきます。

決して無理矢理にではなく…。


また、そこにあり続けようとする理由を紐解いていきます。
 
 
そして、その先に見えてくるもの
感じられるものは、
・・・

その感情に秘められている本質・・・。
 
 
こんな私達の心のしくみ、
潜在意識の構造、
またRFTのメカニズムをお伝えし、
実際の自己ワークでは、お一人お一人それぞれ 気づきや癒しを得られていました。
 
 
RFTのセラピーの中にあるエネルギーは
あたたかく、
「すべて すべてそこにあっていい」という
やさしくも力強く、深く無限の受容の愛のエネルギー

…そんなことを あらためて感じた2日間でした。
 
 
ご参加頂いた皆さま、 心よりありがとうございました。
皆さまから頂いた、ご感想をこちらにご紹介させて頂きます。
(掲載のお許しを頂いております)



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◆M.K様


2017年2月に習った時より進化していて、分かりやすくなっていた。

本質と資源のポイントの発見は、最高に素晴らしいナーと。

受容の掛け声の花香里さんの声(波動)とエネルギー(氣)にとても癒されながら(T.T)、

受容の学びができて感動でした。ありがとうございます。


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 


◆武笠和枝様


受講して初めて「自分の中のネガティブ」が沢山ある事がわかりました。

そして、そのネガティブを受容する事も拒否しようとしている自分に気づき、驚いています。

ここから、自分を受容する一歩を踏み出せるような気がします。

目から鱗の体験をさせて頂きました。

少しずつでも自己ワークをしたいと思います。


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◆Y.S様


否定し続けていた思いや感情にも価値があり、

それらを受容するこのワークは、

私にとって全く新しい驚きに満ちたものでした。


「手放す」のではなく「受け容れる」ことの方が、

こんなに簡単で、真の受容を起こすものだとは。


そして自分の中で感じないようにしていた、

感じたくないと思って無視していた思いや感情こそ、

私を守ってくれていたんだという真実を知れたこのワークを学んだことで、

今後は何にも恐れを持つことは無く生きられそうです。

ワークすれば、解決できると分かったので、

凄い魔法を手に入れた感覚です。

直感に従って参加してよかったです。

友人にも勧めたい!

ありがとうございました。


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 





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RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)は、
日々の感情ストレス
対人関係のストレス
トラウマ、PTSD、フラッシュバック
コア・ビリーフの緩解
花粉症・不眠症などの身体症状


など、様々な問題に対応することが可能です。





この、効果の高いセラピーテクニック “RFT” について知りたい方は




     レジスタントフリーダムセラピー・ジャパンまで






04.13
Fri

 
2018年2月26日(金)~3月19日(金)、オンラインでRFT基礎コースを開催しました。
今回のオンラインの平日昼間コースは、1回が2~3時間程度で、4回に渡って開催しました。
オンラインでも、会場参加と同じように、RFTを学んで頂けます。


講師:葵井美香子
 



ご参加の皆さま、有難うございました!

掲載のお許しをいただいた方のご感想を、下記にご紹介します♪


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いつも美香子さんとのセッションでRFTを使ってセラピーを進めていただいていました。

RFTのセラピーの効果がとても高くて自己ワークにも自己流で使っていました。
RFT基礎コースを受けることにより、理論を知り、
自己ワークに生かしたいと思い参加しました。

全4回のコースを受けペアワークを何度もすることにより、
私が好きな受容の声掛けも知れました。

「この感情もっと感じてもいいよ」です。
受講後の自己ワークでもこれを使うととても解放が早くなりました。

とにかく、安全なセラピーだなと実感しました。

特に勉強になったのが、受講生同士のペアワークでした。
分からなかったことを質問するのですが、
美香子さんがそれに対して答えてくださる内容がとってもよかったです。

やってみて、上手くいかないところや疑問点をシェアすることがとても大切だな~と感じました。

感覚からRFTに入って行ったり、
イメージから入って行ったりと
いろいろなパターンがあるのを知れたのもよかったです。

RFTで癒しの速度がぐんと上がっているので、
これからも自分に潜っていろんな自分に会いに行きたいです!
もはや趣味です!

今回初めて複数人でのオンライン講座を受けました。
ペアワークとかオンラインで上手くいくのかな~と少々心配しておりましたが、
困ったら講師を呼べたり、画像も音声もスムーズでなんの問題もなかったです。

とても勉強になりましたし、楽しかったです!ありがとうございました!

R.K 様


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セラピーを受けたことがなく全く初めての参加でしたが、
ペアワークをすることによってどういう流れでRFTが出来るのかがよくわかりました。

自己受容していくことが大切だと気づき、
自己流で癒すことを行ってきましたが、
RFTは自己流ではできなかった深い癒しを体感することが出来ました。

A.Y様


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私はこれまで主にセッションを続けてきたのですが、
自分を褒める事に本当は抵抗があったんだという事がよく分かりました。

このコースが始まる前に悲しい出来事があったのですが
何とか乗り越えて、今、自宅で落ち着きを取り戻しつつあるのも、
受講できたお陰です、ありがとうございます。


「まだまだ」とか「もう少しやらなければ」と 
よく思ってしまっていたのですが
1回目の学びから「受容する」という事に、すんなり入っていけました。

バタバタと一日が終わる中、セルフワークに取り組める時間があまりなく、
でも寝る前だけは自分に寄り添う時間を作りました。

最初は口先だけだったかもしれないです。
「よくやったよね」「イライラしても当たり前だよ」「そう思ってたんだ、当然だよ」

講座を重ねていき、また、ペアリングの時間が持てた事も、とても大切な時間でした。
2回目の受講くらいから、何かが変わってきました。

これまで頭だけで何となくしか分からなかった事でセルフワークをしていて
私は自分で自分を癒す事は無理なのかな、と思っていましたが
その変化にも向き合ってみました。

「こんな感じだったんだね」と自然に言ってあげられたのは、とても嬉しかったです。

気づきがあったり、体感したりと、
(こう自分で言うのはちょっと恥ずかしいのですが)
「私、できたじゃん。これからもイケるかも」と思えるようになりました。


~自分に優しい~とある、その意味がようやく分かってきたような、
自分を優しく向き合えるセラピーが好きになりました。

これからもセルフワーク、取り組んでいきます。
一緒にお時間を共有して頂いた受講生の方々、ありがとうございました。

何より、とても分かりやすい、優しい時間を 美香子さん、ありがとうございました。


でもね・・・セッション、してもらうの、大好き(笑) 
だし美香子さんは、やっぱり凄い!!!ありがとうございました♪


M.K様

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ありがとうございました。

とってもわかりやすく、
ごちゃごちゃしていた頭の中がすっきりしました。


苦手なペアワークも、
美香子さんのすばやく優しいフォローで何とかこなすことができました。

美香子さんの声掛けの仕方がとても心に沁みわたりやすく癒されました。
見習いたいと思います。

少人数でしたので、リラックスして受けることができました。

とても、楽しかったです。ありがとうございました。 


K.Y様


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この、効果の高いセラピーテクニック “RFT” について知りたい方は




     レジスタントフリーダムセラピー・ジャパンまで







04.10
Tue


あまり知られていないことですが、
日本の子どもは高い頻度で性的虐待を受けているという報告があります。


日本初の大規模調査(日本性科学情報センター「『子どもと家族の心と健康』調査報告書」1999年)によれば、
18歳未満の女の子の39.4%、男の子の10%が性的被害を受けており、
13歳未満で見ると、女の子の15.6%、男の子の5.7%が被害に遭っているそうです。
参考:『誰も語らない、子どもの「性的虐待」の現実 「魂の殺人」が放置される日本』より


『性被害・ほんとうのこと』(YouTube)では、
10代20代女性のうち、性暴力被害が3人に2人 、レイプ被害は5人に1人と伝えています。


心に深く刻まれた爪痕が、どれほどその後の人生を崩壊させてしまうのか、その心の傷みのほどは計り知れません。



思い出したくない過去の出来事を追体験で苦しむことなく、
しっかりと変化を起こし、
心の平安を取り戻す方法、それがRFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)です。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介しています。
行き場のない苦しみから抜け出したいとき、RFTは必ずあなたの助けになると思います。



〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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ヒカルは、RFT基礎コースを受講してから数ヶ月、何十回とワークを積み重ねてきた。

些細なものがほとんどだが、
心も体も軽くなってきたのが分かる。
自分の内から安心感が沸いてくる。
行動や心境にも変化を感じられる。


-- 今なら、やれる気がする…



実はヒカルには、どうしても許せない、子供の頃の苦い記憶がある。
それは、まだ小学校1年生の頃のこと。

当時、近所には年の離れたお兄ちゃんがいて、
小さい頃から、他の子供たちも一緒によく遊んでいた。
勉強を教えてもらうこともあった。
みんな、お兄ちゃんが大好きだった。


お兄ちゃんが大学生なっても、
テレビゲームをしに子供たちがお兄ちゃんの家に集まることもあった。
お兄ちゃんの家には、ゲーム機もゲームソフトも最新のものがそろっていて
子供たちの遊び場になっていた。


ある日、ヒカルは皆より先にお兄ちゃんの家に着いて、
1人でいつものように、ゲーム機で遊び始めていた。
テレビに映し出されるシーンに夢中になってコントローラーを操作する。


そのときだった。
お兄ちゃんが、いきなり後ろからヒカルを抱きしめて、
「ヒカル、可愛いな~」
とヒカルの頬にキスをして、小さなヒカルの胸や体を手で撫で始めたのだ。


何が起こったか分からない。

時が止まったかのように、
ヒカルの世界から、音も色も消えた。


実は、その後どうなったのか、ヒカルはよく覚えていない。
仲良しの他の子供たちが入ってきて、それは終わったのだと思う。



それだけのことだ。


そう、他の人から見れば、「それだけのこと」かもしれない。
そんな、「それだけのこと」が心に残した傷跡は決して小さくなかった。


“過去の出来事” が、今の自分の何に・どんな風に影響しているか、というのは、
実際にセラピー(RFT)によって、変化しないと分からないが、


ヒカルの場合は、特定の男性に対して、非情なまでに攻撃的になることがあった。
そのためこれまで学校生活でも、職場でも、衝突することも度々あった。
自分でも自分が恐ろしく思えるほどの冷酷さが顔を出すこともある。


恋愛も多いように見えて、実は対象となる相手は少なかった。
ヒカルに決して危害を加えそうにない従順な相手を求めていたのかも知れない。
しかし、いつも長くは続かなかった。


対人恐怖症にもなり、人付き合いも苦手になっていた。
心許せる相手も少なかった。
エレベーター、公衆トイレ、電車、暗い場所、狭い場所、人の少ない場所、男性が多い場所も苦手だった。
人が後ろに立つのも嫌悪感で、スーパーの食品売り場の通路なども、意識は常に周囲を警戒し、さまよう。
体の発疹も治らなかった。



本人は無意識だったが、いつもどこかで常に攻撃に備えて臨戦態勢を取って、緊張していた。


なぜなら、体が覚えているからだ。
危険がどこからやってくるか分からない、という恐怖感を。



しかし、それが自分の行動の一部になっているので、
そんな風に生きていることすら、
自分で自覚できないのが私たちだ。



また被害者であるにも関わらず、その自分を責めることも少なくない。


近所で痴漢が出た時、
被害に遭った女性についての心無い大人たちの会話が、
ヒカルをさらに追い込んだ。


「痴漢に遭うのは、襲われる方にも問題がある。
短いスカートをはいて派手な格好して、
あれじゃあ、痴漢を呼んでいるみたいなものだ」



だから、ヒカルは誰にも言えず、自分を責めた。

まるですべての罪を引き受けるように。
自分が悪いのだ、と。


-- 私は魔物だ 
  悪を引き寄せるのは私が悪いせいだ…



ヒカルは、そんな自分に、音と色の世界を取り戻したかった。





◆一口メモ◆

大きなトラウマについては、
それ自体が大きな感情エネルギーを秘めているので、
RFTの経験を積み重ねて、十分に慣れてから行って下さい。

また、無理することなく、プロのセラピストから個人セッションを受けることをお勧めします。





ヒカルはRFTの練習を積み重ねてきた自信もあり、
出来るだけ自分でやってみようと思った。



-- あのときのことは思い出したくない。


信じていた人に裏切られた記憶は、
それを思うだけで暗い泥の海の底に縛りつけられるようだ。
もがくほどに、深く引きずり込まれる。


まずは、そんな思いにRFTで寄り添ってから、
意識を違う方に向けつつ、

「もしも、あのときの私が抱いている感情があるとしたら…?」
と想定してみた。



-- 憎悪!!


そこで、嫌悪感だけを切り離して取り出すように、
過去の自分ではなく、憎悪という感情だけに向き合ってみる。
憎悪は、まるで真っ黒な鉛のように重くて硬い。


それでも、見つめて行くうちに、その憎悪の本質が、
実はヒカルを守る楯のようだと気づく。

ヒカルの中で何かが緩み、体感がわずかに軽くなっていく。

そんな風に嫌悪感や悲しみ、絶望感などの感情を取り出すことを繰り返していくうち、
過去の自分を思い出すことは嫌ではなくなっていた。


とても不思議なことに、
多くの感情を見つめて変化が起こっていくうちに、
イメージの中の、小さなヒカルは何か頑丈なエネルギーに包まれていて、
お兄ちゃんに何かをされるような存在ではなくなっている気がした。


ヒカルの中に、逞しい力が甦る。



イタズラされた事実は変わらない。
お兄ちゃんを許そうとは思わない。
そんな思いもそのままあるが、

あの記憶がヒカルを苦しめることは、もうないだろう。
もう、記憶は一枚の絵のようにリアルさがないからだ。


ヒカルは、小さな自分に
「信じていた人に裏切られてつらかったね。よく頑張ったね。もう大丈夫だよ。」
そんな声をかけてみた。


豊かな音と色彩が、小さなヒカルの世界で躍動している。
ヒカル自身も、安心感に毛布のように包まれているようだ。


ヒカルは思う。

-- 見えないものに縛られてた世界から、
  自由になる方法があることが、どれほど人生に希望を与えることだろう。
  自分を癒すツールがある。
  可能性がある。
  未来がある。
  それだけで、もう最強だ。





◆RFTでトラウマにアプローチする方法の例◆

RFTで、トラウマにアプローチする際は、
その出来事に対する否定感にRFTをすること、
今回のヒカルのように、鮮明なイメージをしないまま感情のみRFTする方法、
トラウマの前または後の自分にRFTをする方法、
などをご紹介しています。

追体験という手法はとらず、エネルギー変化しながら進むため、
しっかり感情エネルギーを見つめれば、
記憶に苦しむことはほとんどなく、
過去の出来事による影響を改善・解消することが可能です。





続く…



※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、4/20に更新予定です。



~RFT講習会のご案内~

【東 京】RFT基礎(自己の癒し)コース
日時: 2018年4月14日(土)~15日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 東京都港区
講師: 渡辺花香里
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
 お申込みフォーム: 『東京港区 RFT基礎コース』



【名古屋】RFT基礎(自己の癒し)コース
日時: 2018年6月23日(土)~24日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 名古屋市千種区
講師: 佐藤純子
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
 お申込みフォーム: 『名古屋 RFT基礎コース』



RFT講習会の日程は、こちらもご覧ください ⇒  『RFT講習会のお知らせ』



RFT講習会のご案内メールご希望の方はこちらから ⇒ 『ご案内メールお申込みフォーム』




 Resistant Freedom Therapy®(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


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03.30
Fri

いつも思い出すネガティブな記憶は、
知らないところで、人生を大きく支配しているのかも知れません。


フラッシュバックのように、まるでいつまでも体験し続けているような鮮明な記憶。
または折に触れて掠める遠い記憶。


とうの昔のことだと思っていても、
本当は、まさに今、自分に起こっているのと同じこと。

今回は、そんなお話です。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介しています。
あなたの心を支配するネガティブな記憶に向き合うとき、RFTは必ずあなたの力になるでしょう。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆



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ある休日のお昼頃、
ヒカルは本屋に行くために、
通り抜けしようと公園に足を踏み入れた。

歩き始めてすぐに、周囲を見渡して、

-- しまった!
思わず舌打ちした。


休日の公園には入らないようにしていたのに、
ついうっかり入ってしまった。


公園には、家族連れが多い。
母親、子供、父親、祖父母、、、


“ 家族 ”


集まってお弁当を並べたり、遊んだり、
幸せそうな光景が広がっている。

みんな幸せそうだ。


ヒカルはこんな光景を目にするたびに
いたたまれない気持ちになる。


ヒカルが手に出来なかったものを、
この人たちは易々と手にしている。


まるで世界に一人ぽっちでいるみたいで泣きたくなる。

-- これが私の人生なんだ。
顔をしかめてため息をつく。


こんなとき、ヒカルには、いつも思い出す記憶がある。


まだヒカルが保育園のとき、
夜、父と母が襖の向こうで言い争っていた。


離婚したら、どちらがヒカルを引き取るのか、
おまえが。
そっちが。
そんな風にお互いに押し付けあっていた。


襖の影に膝を抱えて座っている小さなヒカル。


この記憶は、いつもどこにいても、
黒い影のように、ヒカルについて回る。
思い出すたび、息苦しくて逃げ出したくなる。


こんなにも愛されない自分、
こんなにも必要とされない自分、
生きている意味はどこにあるというのだろう。




幸せそうな人たちが妬ましい。
-- みんな、みんな不幸になればいい!!
  みんな不幸になれ!!


そして、そんな自分が呪わしい。
-- きっと、他の人はこんな思いを持ったりしないだろう。


みんなは、人の幸福を純粋に喜び、
誰かの過ちも寛容に許し、
美しい心で過ごしているように思える。


こんな心が汚いのは、自分だけ。


-- 私は恐ろしい魔物。
   幸せになんてなれるはずない。


一気に気持ちが滅入ってしまう。
それも、いつものこと。


このまま、広い公園を通り抜けるのか?
それとも引き返して遠回りするのか?


そのとき、
一瞬、閃きが走った。


-- RFTがある!
  なんで気づかなかったんだろう。



-- そうだ、RFTしよう!

ヒカルは踵を返すと、アパートに戻った。
部屋に入るなり、靴もバッグもその辺に投げ捨てて、
ベッドにもたれると、RFTを始めた。


-- 自分を助け出せるかも!


襖の影に膝を抱えて座っている小さなヒカルは、
絶望感いっぱいで、記憶の中にいた。


-- ずっと苦しかったね。
  やっと迎えに来てあげられた。

ヒカルは涙が止まらない。


絶望感、無力感、惨めさ、怒り、深い深い悲しみ。


3歳くらいの、こんな小さな体に、
どれほどの感情を抑え込んだことだろう。


「誰にも愛されない。
 誰にも必要とされない。
 生まれて来なければ良かった。
 私なんて消えて無くなってしまえ!!」


この声を聞いて欲しかった。
助けて欲しかった。

本当は誰よりも誰よりも、自分自身に
受け止めて、分かち合って欲しかった。


やがて、思いや感情を紐解いていくうち、
膝を抱えていた小さなヒカルは
逞しく生きる強さを取り戻していった。


なぜだか、小さなヒカルが活力を取り戻すのと同時に、
言い争う両親も変化していた。


二人は静かに話し合っている。
ヒカルの将来について。


どちらが引き取るのが、
ヒカルの幸せに繋がるのか。
父親の方が経済的に余裕があるのではないか。
母親の方が精神的に安定するのではないいか。
見えなかった二人の思いが見えてくる。



-- 愛されていなかったわけじゃなかった…。

涙と鼻水で、ぐちゃぐちゃになりながら、
ヒカルはこれまでの年月に思いを馳せる。


ヒカルは、両親との間に、心の問題をかかえている。
まだ消化しきれない思いはたくさんある。
その問題へ扉が開いたのを感じた。



-- きっと、もう大丈夫だ。
  これから、一つ一つ見つめて行こう。



しばらくして、落ち着くと、
ヒカルは、思い切って、再び公園に足を踏み入れてみた。


公園を通っても、もう家族連れは気にならない。


スーパーでも、
ファミレスでも、
街のいたるところで、
今まで、見ないようにしていた家族が、
もうヒカルを追い詰めたりしない。


-- こんなにも影響されていたなんて。
  ぜんぜん気づかなかった。



暗闇の中で、ずっと、もがき続けてきた日々、
そこに差し込んだ一筋の光。
やがて、その光は広がっていくだろう。


-- もう大丈夫。


まだまだ抱えているテーマはたくさんあるけれど、
自分で自分を癒せるツールがあれば、
いつか必ず乗り越えられるに違いない。


-- 表面的な苦しみは、内なる私からのメッセージなんだ。
  傷ついていると思っている、その思いから助け出してあげたい。
  そして、喜びを自分自身と分かち合いたい。


ヒカルの癒しの旅は始まったばかりだ。




続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、4/10に更新予定です。



~RFT講習会のご案内~

【東 京】RFT基礎(自己の癒し)コース
日時: 2018年4月14日(土)~15日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 東京都港区
講師: 渡辺花香里
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
 お申込みフォーム: 『東京港区 RFT基礎コース』



【名古屋】RFT基礎(自己の癒し)コース
日時: 2018年6月23日(土)~24日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 名古屋市千種区
講師: 佐藤純子
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
 お申込みフォーム: 『名古屋 RFT基礎コース』



RFT講習会の日程は、こちらもご覧ください ⇒  『RFT講習会のお知らせ』



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 Resistant Freedom Therapy®(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


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03.20
Tue

感情に負けてしまう
感情に流されてしまう
感情に飲み込まれてしまう


そんなとき、私たちに出来ることは、
何かで発散するか、
ひたすら我慢して、それが去るまでやり過ごすしかないのでしょうか。


実は、もう一つの選択肢があります。
それは、その感情を受け容れて融合する、という不思議な方法。

ネガティブな感情を、ポジティブな力に変える素敵な方法。


そのとき、あなたに起こる深い安心感を、あなたに知って頂きたいのです。


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたが、あなたを受け容れたいとき、RFTは必ずあなたの力になるでしょう。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆



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ヒカルは、夜を一人で過ごせるようになって、
自分で行動する自信を取り戻した。


しかし、一息ついて、
落ち着いてくると、腹が立ってきた。


別れた恋人に、つぎ込んだお金。
-- すべてが無駄金だった。

そう思うと、怒りが止まらない。



面接に行く交通費、
スーツやシャツ、
就職セミナーの会費、
本だの、書類だのの費用
そして生活費。


毎日、頑張って働いたお金を渡したのに、
それを彼は、自分の遊びに使っていたのだ!
許せるはずがない。


あのお金があれば、
あれも買えた。
これも買えた。
旅行にも行けた。
憧れのレストランもある。


なんてバカだったんだろう。
悔しくて悔しくて、腹が立って仕方がない。


ヒカルから湧き上がる怒りは、
体を震わせ、
噴き出し口を求めた。


ベッドにクッションを何度も何度も叩きつける。


-- ばかやろー!
  あんな奴、この世から消えてしまえ!


もしも彼がここにいたら、間違いなく、ぶん殴っている。
いや、ぶん殴るだけでは済まさない。


悔し涙が溢れた。
-- あんなヤツに!
   あんな最低人間に!
   なんて愚かな私。


ベッドに崩れて、両手で枕を叩き続ける。

-- 悲しいーっ!!

思わず声が出た。


-- あれ??
  悲しい?
  悔しいじゃなかったっけ??


ふと冷静になった。
-- この怒りの正体は何だ?


-- そうだ!RFTがある。
  RFTしてみよう!

ヒカルは起き上がるとRFTを始めた。



◆一口メモ◆
怒りに震えたり、激しく落ち込んだりと、
こうした強い感情に身を任せている状況でRFTを進めるのは難しい。
RFTを行うには、ある程度の冷静さ・客観性が必要である。




ヒカルは紙を探すと、書き始めた。


「あんなヤツにつぎ込んだなんて!
 情けない、憎悪、恨み。
 バカな自分に腹が立つ。
 怒り、悔しさ。」


一つ一つ受容していく。
そして、その本質を見いだすたびに、じわっと体が温かくなって、
感覚が緩んでいくのが分かる。


「悲しい。
 こんな道しかなかった。
 自分の大切なものを失ってしまった。」


-- そうだった。
  本当はずっと分かっていた。
  こんな生き方はやめるべきだ、と。
  これが私の望む人生じゃない、と。


それなのに、無視して抑え続けた、自分の声。
取り残されて、行き場を失った、自分の思い。


失った大切なものとは、
お金というより、
自分自身との信頼だった。


-- 自分自身との信頼?
変な感じだが、それがピッタリくる。



内側から起こってくる、自分への怒り。
「お前こそがダメな人間じゃないか!」
そんな思いも、そのまま受容する。


「ずっとずっと、聞いて、って叫んでいたのに…」
その声は、悲しげに言っているように聞こえる。



-- ああ、ごめん…。

思わず自分にかけた言葉が、ジーンと体に染み渡る。
内側から温かいものがちりちりと広がっていく。
まるで喜んで、はぜているみたいに。


-- え、なに…?
驚いたのはヒカル自身である。
鼻の奥がつーんときて、じんわりと涙がこぼれた。


-- そうだった…、自分を騙し騙し、生きてきた。


誰をごまかせても、
自分自身をごまかすなんて、絶対に出来ないのに。



-- もしかして、本当に苦しかったのは、
  自分の心の声を無視していたことだったのかも知れない。


-- 今までごめん。
  
  
ヒカルは自分自身を抱きしめた。



怒りも悲しみも、もう感じられない。
まるで、その名のベールを脱いでヒカルと融合したように、
温かい気持ちに包まれる。


お金をつぎ込んだ、あの怒りも、もう強烈な感情ではなく、
「バカバカしいことした」ぐらいで気になることではなくなった。

必要なら、もっとRFTをすれば良いだけだ。


それよりも、
ヒカルには、自分の心に触れたことの方が大きかった。


-- すごいなぁ。
  なんて不思議で面白くて、なんて深いんだろう。


自分と向き合うことの意味を知る。

-- 愛してほしいとか、受け容れてほしいとか、
  ずっと誰かに求め続けてきたけれど、
 
  本当に愛して受け容れてもらいたかった相手は、
  自分自身に、だった。

  自分が自分を愛せないから、誰かに求めていただけだった。


ヒカルは、自分を抱きしめたまま、この気づきをずっと噛みしめていた。




続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、3/30に更新予定です。



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03.19
Mon

  
2018年3月17日(土)~18日(日) 北海道函館市でRFT基礎コースを開催しました。
講師:葵井美香子
 

下記のご感想をいただきました。
ご参加の皆さま、有難うございました!!
 


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 

     
シンプルだけど凄い効果を実感して、

今まで受けてきたワークショップやセラピーの講習は何だったのかと思いました。

自分でできて、しかも何も道具のいらないもので、最強だと思いました。

セラピーを受けてみたいと思いました。 


        S.T 様  


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 

   
たったの二日間でしたが、とても内容の濃い二日間でした。

自分の中にたくさんある「べき」「ねば」「私はこういう人だ」という思い込みに気づけました。


思い込みに気づけただけでもこんなに楽になるとはびっくりでした。

まだまだ「癒しの旅」は続くと思いますが楽しんで進んでいこうと思います。  


        N.Y 様
     

∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 
    

セルフワークでのRFTをもう一度改めて学べて良かったです。

RFTの一番好きな所は、ネガティブにみえる感情にもメリットがあることや、

その「本当の姿」が自分の中から答えが出てくるところです。


RFT最高!深ーい癒しに導いていただけてありがた~い♡


        Y.A 様


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 
   
  
自分自身を深く感じ、RFTを活用することで、

自己ワークをよりスムーズに出来る方法を学ぶことができ、

日常のささやかな苦しみを減らすことができそうです。

先生と参加された方々のセッションの様子、ペアワークでの学習を通し、

学習前より元気が出て参加してよかったです。

昨日、今日ありがとうございます。

また学習会を開いていただけるとうれしいです。  


        A.H 様
  

∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞ 
   

終了したての「今」は、少し流れが難しいかな?と感じてますが、

セルフワークをして、慣れたらとてもなじむと思ってます。

セルフワークを何度もやってみようと思っています。


        K.T 様


∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞・..。.: *:.。. .・∞   
  

問いかけが難しく、自己ワークが思うように進められなかったので、

今回、寄り添い→しっかり受容することで

言葉に迷わずワークが進められるのではないかと思いました。

今後の自分の変化が楽しみです。 


        S.M 様
   

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この、効果の高いセラピーテクニック “RFT” について知りたい方は




レジスタントフリーダムセラピー・ジャパンまで






03.10
Sat

自分で、自分の心を押し込めてしまったのは、いつからでしょう。

誰かと比べて、自分が変わっているから?
誰かに、何か言われてしまいそうだから?

いつだって、心は叫び続けていたのに…
自由になろうと、ドアを叩いていたのに…


今、その声が求めるものを、叶えてあげませんか?
それが出来るのは、この世にあなた自身しかいないのです。


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたが、あなたの望みを受け容れるとき、RFTはあなたのお役に立てると思います。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆



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【6.「孤独の闇に引きずり込まれそうで怖い」~前編~】の続きです。




人は何かを選ぶとき、本当はいったい何を基準にしているのだろう。
どこか魅かれるものがある…
なぜか見過ごせないでいる…
それは理屈のない心の閃きなのかも知れない。


ヒカルは、レジスタントフリーダムセラピー・ジャパンのサイトにたどり着いたとき、
なぜだか「これだ!」と思った。


これが本当に探しているものかどうか、とにかく受けてみるしかない。
サイト情報では、一番近い日に浦松眞澄の開催する基礎コースがあった。
申込みをしてから、開催までの日が長く感じられた。

この闇のうねりが意識に上がったったために、
ヒカルは余計に夜の恐怖を意識せずにはいられなくなったからだ。


-- でも、もう、居てほしいだけの男性にすがる人生なんてまっぴらごめんだ。


叔母の家に泊まりに行ったり、
ひたすらイヤホンで音楽を大きな音で聴き流したり、
漫画を読んだり、ヒカルは何とか日々をやり過ごして、開催を待った。


-- ダメだったら、どうしよう。

思考の声が何度も去来して、
期待と絶望がヒカルにのしかかる。


-- これが私の人生なんだ
どこまでも、どこまでも、そんな囁き声が追いかけてくる。



さて、やっと開催日が訪れた。
朝、ぎりぎりの時間に会場に入ると、隅の方に座った。
見渡すと、20~60代の男女が集まっている。


-- 浦松さんは、華やかな美人で、声のトーンがとても優しい感じ…
そんな印象を抱いた。


講習会が始まると、
セラピー初心者のヒカルだが、説明の内容から感情が決め手になることが分かった。


ネガティブな感情は感じたくないものだというが、
ヒカルにとっては、ポジティブだって本当は感じたくない。

-- そんなもの感じるだけ、みじめになるだけだ。
  ロボットのように、何も感じないまま人生が終わってしまえば良い。


そんな思いが巡る中で、テキストにそって、セラピーのやり方を学ぶ。
ワークシートを埋めて、隣の女性とペアワークを進めた。


-- え??あれ??


試しにやってみた、“みじめさ”が、なぜだかまったく違うものに変わってしまった。
溶けてしまうような、優しい感じになったのはなぜだろう?
ペアを組んだ隣の女性も同じように感じたらしく感激していた。


-- これなら、行けるかも知れない。



講師の浦松が会場を回っているとき、思い切って質問してみた。

「夜になると闇がうねってきて襲われそうな気がするんです…。
それが怖くて怖くて…、
だから、このセミナーを受けに来たんです。
そういうのでも大丈夫ですか?」


浦松はヒカルいくつかの質問をした。
「それはいつ頃からありました?」
「えーと、子供の頃にはあったと思います。」


「子供の頃というのは小学生のとき?もっと小さいとき?」
思い出していると、なぜだか、生まれて間もない赤ちゃんの頃が思い浮かんだ。


ヒカルはまさかと苦笑いして、首をかしげながら、
「えーと、赤ちゃんのとき、かな?」


-- そんなことあるだろうか?
  そんな記憶、思い出したことなんて一度もない。
  だって言葉も分からない赤ちゃんなのに…。


浦松は赤ちゃんのときのイメージについて、その様子を尋ねてから、
「それなら出来るかも知れませんね。
“イメージRFT”(過去の出来事などへのアプローチ法)の練習の時に、やってみましょう。」


そして、
「初めてだから戸惑うこともあるかも知れないけれど、
無理のないところまで進めてみましょう。
分からないことがあったら、呼んで下さいね。」

優しい微笑みを浮かべながらそう言ってくれた。



いよいよ、イメージRFTの時間が来た。
-- ものすごくテキトウな記憶なのに良いんだろうか?


ヒカルは、疑問も持ちつつも、やってみることにした。
やることは単純だった。

赤ちゃんの自分の思いや感情の、ただ在り方を変えるだけ。


一人ぽっちで暗闇の中に居る、小さな自分。
声をあげて泣いている。
「誰も来てくれない。
ああ、自分は取るに足らない存在なんだ。」
心細さ、無力感、深い深い悲しみ…


-- 赤ちゃんなのに…思いも感情もあるんだ…




◆ミニ解説◆

実は、赤ちゃんといえど、
物事や状況、雰囲気などから感じたことを“感覚”でとらえており、
成長とともに思考力が発達し、感覚でとらえたものを思考(言葉)に変換するのと同じで、
こういったRFTの場合も、その感覚を、RFTを進める側(ここではヒカル)が言語化して
理解しているのである。


そのため、RFTで癒し(エネルギー変化)を進めて行くと、
新生児のみならず、胎児、受精卵、卵子、精子などの思いや感情へ行き着くこともある。




ヒカルは、一つ一つの思いや感情に
ただ、ただ寄り添っては、ほどいていく。


体がふわっと緩んだり、溶けるような感じがしたり、涙が出たり…
孤独で泣いていた赤ちゃんのヒカルが、安心感に包まれて笑顔になったところで、
ヒカル自身も心地よさを感じて、終えることにした。


終わってから、赤ちゃんの最初の場面を思い浮かべてみる。


お隣の席の、ペアの相手に伝える。
「暗闇の中で一人で笑ってます。」
笑顔でそう言った瞬間、
あっ!と小さな声を発すると、ヒカルから涙が溢れ出した。


まるで誰かとおしゃべりしているみたいに見えたのだ。
誰と?

暗闇と… 暗闇と!?


そう、暗闇と…。

大っ嫌いだと思っていた、あの暗闇が、
赤ちゃんのヒカルをあやすように、優しく語り掛けてくれてるように感じた。


-- 暗闇が優しく赤ちゃんのヒカルをあやしてくれるなんて、そんな馬鹿な。
そんな風に思うのに、涙が止まらない。
愛は、こんな暗闇という、空間の中にも満ち溢れていた。



その夜、帰宅して、アパートの部屋に入った。
もう、襲い掛かるような、どこかに引きずり込まれそうな恐怖は感じない。


ヒカルは、暗闇の中に、これまでに感じたことのない居心地の良さを感じた。
そして、分かった。


-- 怖かったのは、暗闇じゃない。
  暗闇を愛する自分が、怖かったんだ。


  そんな暗闇を愛するなんて変な自分は、
  きっと明るい場所に出られなくなってしまって、
  まともに生きてはいけない気がしていた。


でも、暗闇に居ると、故郷に帰ってきたような安心感を思い出す。


-- もう自分に許そう。
  人と違う自分を。
  自由な自分を。
  自分に禁じた、私自身を。


ヒカルは、暗闇の中に座り込んで、やっと自分に向き合えた安心感に浸っていた。




続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、3/20に更新予定です。


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日時: 2018年3月17日(土)~18日(日)  10:00~16:30(2日間とも)
場所: 函館市内
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02.28
Wed

いつの間に、置き去りにしてしまったのでしょう?

自分の心を見失ってまで、何かにすがって、
自分自身に心を閉ざして、外にばかり目を向けて、


スルーされてしまった、心の声は

本当は、あなたに優しく語り掛けています。
いつだって、あなたを慈しみ、愛しいと語り掛けています。


内なる声に耳を澄ませて、自分の心を迎えに行きませんか?


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたが内なる声に耳を澄ませるとき、RFTはあなたにその方法を思い出させてくれるはずです。


創作物語であり講師以外は実在しません。
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多くの人は生きづらさを感じながら、
自分の生きづらさに気づいていない。

それは海の底にいるのが当たり前すぎて、
海の底にいることに気づけないのと同じかもしれない。


どこから沸いてくるのか分からない、ほの暗いドロドロとした思い。

まるで自分を傷つけることが自分の生きる目的のように、
ヒカルは表現も見つからない世界を這いつくばっていた。


これは、RFTに出逢うことになった、きっかけのお話。


浜ヒカル 28歳


アイ子とは、学生の頃のバイト先で出逢った。

年齢は違うが気が合って、食事や買い物に出かけるうちに仲良くなり、
いつの間にか心を許せる数少ない友となった。


それでも、なんでも話す、というわけにはいかない。
自分はアイ子のように真面目で誠実に生きているような人種ではない。
ヒカルの真実…心の闇を知ったらアイ子は離れてしまうだろう。
そう思っていた。



ヒカルは、中小だがIT企業に営業事務として勤めている。
同棲中の恋人もいる。
お給料も同年代と比べて多い方だ。


他人から見たら、そんなヒカルの人生はそこそこ良く見えるだろう。
でもヒカル本人にしてみれば、実はそうでもない。


仕事だってヒカルをの替わりの人なんて、すぐに見つかるだろうし、
同棲中の恋人は職を失い、一向に再就職の道が見えない。
お給料は彼との生活費や彼への小遣いで、ヒカルの手元にほとんど残らない。


こんなオトコ、と思いながら、離れることが出来ない。
前の彼氏は二股だったし、
その前の彼氏は暴力をふるった


-- 二股も、暴力もなければマシ

どこからか、“これが自分にふさわしい人生だ…” と声が聞こえる。

-- どうにもしようがない。これが私なんだ…


そんなある日、ヒカルは仕事のために外出することがあった。
早めにランチを済まそうと、お店を探していたとき、
ふと見回した視線の先に、
パチンコ店から見覚えのある男性が出て来るのが見えた。


ヒカルの同棲相手である。


その瞬間、ヒカルの脳裏に怒涛の波が押し寄せた。
今日は面接だと言っていた。
面接に行くための交通費や食事代。
彼に渡し続けたお小遣い。
「定職についたら必ず返す…。ヒカルを楽させてやるよ。」


-- 嘘だった!!
ヒカルの中で、何かが音を立てて割れた。


怒りが爆発する。
もう自分でも抑えきれない。


「そこで何してるのっ!?面接は嘘だったのっ!?」
オトコはギョッとして、目を開いたまま硬直している。


ヒカルは近寄るなり、オトコの頬を平手打ちした。
パーンという音が空気に振動する。


「この、嘘つき!!泥棒!!最低野郎っ!!
出てって!!すぐに私の部屋から出てって!!
お金ぜんぶ返してっ!!訴えてやる!!」

その後も思いつく限りの罵詈雑言をまくしたてて、周りも見えずにわめき散らした。


「ご、誤解だよ、ヒカル…」
小さな声がヒカルのわめき声に潰されていく。




しばらくして、ヒカルは公園のベンチで一人で座っていた。
会社に仕事を早退すると連絡したあとはボウっとしていた。
何もする気になれない。


恋人は早々にその場から逃げてしまった。


ヒカルは人目もはばからず喚き散らした自分に
消えてしまいたような恥ずかしさを感じながら、
それでも、やっと別れられると、どこかで安堵も感じていた。


-- これが自分にふさわしい人生なんだ…

そう思うと笑えてきた。
馬鹿々々しくて笑える。
情けなくて笑える。
ヒカルは涙を流しながら乾いた声で笑っていた。


-- これから先、また恋人が出来ても同じなんだろうか…


人は絶望の淵に立った時、なぜだか暗闇に、光を見出すことがある。
人生を生き抜くために、無意識に活路を見出そうとするのかも知れない。


-- 嫌だ、そんなの絶対に嫌だ!!
  変わる方法はきっとどこかにあるはずだ。必ず探し出してみせる!!


ヒカルは、街をさまよい歩きながら、
心が前向きになっている自分に不思議な気すらしていた。


夜になってアパートに帰ると、恋人の姿はなかった。
彼の荷物も、もうない。


ぶるっと体が震えて硬くなる。
静まり返った部屋では、孤独が重くうねるように襲ってきて、
ヒカルをどこかに引きずり込まんでしまいそうだ。


その時、ヒカルははっきりと気づいた。


-- この感じが嫌だった!!
  この感じに耐えられなくて、いつもそばに居てくれる誰かを探してきたんだ!!


ヒカルは、おもむろにパソコンを開けて、ネット検索を始めた。


何でもいい、どれでもいい、
この孤独のうねりから逃れられるなら、なんだってしてやる。


科学が発展するこの時代、
このうねりを何とかする方法ぐらい見つかっているに違いない!!


ヒカルは孤独の波にさらわれないよう、
一心不乱に検索しては別のサイトを探し、探し、探し続け、
白々と夜が明け始める頃、あるサイトにたどり着いた。


“ レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン ” である。



続く…


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・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・



次回は、3/10に更新予定です。


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場所: 函館市内
講師: 葵井美香子
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
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場所: 東京都港区
講師: 渡辺花香里
参加費: 48,000円(税込み・テキスト代込み)
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02.21
Wed

2月17、18日と東京でRFT基礎講座を開催しました。

講師:半澤久恵(kee)



自己の癒しのコースでしたが、皆さんどんどん声のかけかたが優しく上手になられていて、

まるでセラピストのようでした(^^)




いただいたご感想を紹介いたします。
 
シンプルでどこまでも優しいRFT、いいですね(^^)



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◆RFT基礎講座 東京 ご感想◆


・S/Hさん

改めてRFTの難しさ、体験することの大切さを感じました。

普段RFTの受容することと反対の判断し、分析し、良し悪しを考えて、自分を、世界を見ている。

全く日常とは反対の受容し、ありのままを見つめ、声を聞いていく体験は素晴らしく思いました。


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・M/Kさん

RFTの素晴らしさ(パワフルさ)は何度かのセッションで実感していましたが

今回の基礎を受けてセルフワークがよりし易くなる様な気がしています。

セルフワークもしていないのに、いきなりペアワーク?!と最初は思いましたが、

意に反してすごくわかりやすかったです。とっても楽しかったです!ありがとうございました。


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・村山洋司さま

二日間では吸収できないテキスト(情報)でしたが、知識として

頭に入れるよりも体感覚で肌に染み込ませられた部分が大きかったです。

予想通り面白かった。人間も面白い。掘り下げ難しい。


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・匿名希望さま

いつもささいな事でも自分を責めていることにとても気がつきました。

これからはRFTを活用して自分自身にやさしくしてあげたいです。

今後の自分がとても楽しみです。


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・匿名希望さま

思考型で過ごしてきたので、他の方のワークの様子を見て、
きつねにつままれたようで、ついていけなかったです。

今回は自分がいかに感情にフタをしてきたかに、気づくことができました。
セルフワークをして変化を見たいと思っています。


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・匿名希望さま

以前プラクティショナーコースを受けたのですが、バージョンアップされたRFTで
内容もたくさんでおもしろかったです。

keeさんの説明がほんとうにわかりやすく、心にしっかり伝わってきました。
また受けたいです!!


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・匿名希望さま

ただあるものをあるがままに認めていく優しいセラピーだなと思いました。

「あっていいよ」と認めることのパワフルさを感じました。

自分の中の気づいてほしかった沢山の声があったことに気付けてとても良かったです。


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・匿名希望さま

言葉だけで(タッピングはあるけど)自己受容って進められるんだな、というのが

正直な感想、というか驚きでした。

自己受容の大切さ、深さに改めて気づかされました。


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この優しくてパワフルなセラピーを学びたい方は、
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02.20
Tue


心が騒いで、おさえきれず、途方に暮れたことはありませんか?
自分の弱さが情けなくて、そんな自分からも逃げ出したくなることはありませんか?


自分を責め続けてしまうあなたの中に、
たくさんの宝物が埋もれていることを、あなたに知ってもらいたいのです。

そして、あなたは、大切な、大切な存在だと、
誰よりもあなた自身に知ってもらいたいのです。


RFTは、内なる宝物を見出すお役に立てると思います。
あなたに一番大切な、あなた自身のために、どうか見つけ出してあげて下さい。


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたが内なる世界に目を向けるとき、RFTはあなたの素晴らしさを教えてくれるはずです。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆



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アイ子は、ある休日の午後、久々に親友のヒカルにメッセージを送った。


このところ、新しい職場・新しい仕事に馴染むことに精一杯で、
仕事から帰って雑事を済ませると、もう夜が更けている毎日で、ヒカルとの連絡が途絶えていた。


RFT(あーるえふてぃー)の基礎コースに参加して、その後、活用していることも話してないし、
借りっぱなしの本も返さなくちゃだし、
久しぶりに話したいことはたくさんある。


『その後、どう?話したいこといっぱいあるの。久しぶりに会わない?』
メッセージは、そんな内容だ。


10分も経たないうちに、スマホを見た。
休日だから、すぐに返信が来ると思っていた。

-- 返信が来ないなぁ…

スマホを見ると、既読になっている。
数分待ってみたが、やはり返信は来ない。

-- 既読なのに!?

いつもなら、すぐに返信が来るのに、
なのに、ヒカルから返信が来ない!
胸がざわざわする。


-- なんで?? なんで返信が来ないの??


同時に思考がよぎった。
-- 怒らせたかもッ??


そうなると、自動的にアイ子の思考は、ヒカルを怒らせてしまった理由を探し始める。
-- RFTを紹介してもらってセミナーに参加したこと報告しなかったから?
-- 本を返してないから?
-- 必要なときしか連絡しない自分勝手な奴と思ってるとか?


まさか、まさか、そんなはずない、と思いながらも、
囁くような危うい思考に捕われていく。
ざわざわが大きくなる。

あのこと?
このこと?
思考は過去の記憶を総動員して、理由を探し始める。



こんなとき、私たちは、何一つ検証しないままに、
自分が描いた架空の物語にハマってしまっているのだが、
そんなことすらも自分では気づかないものなのだ。



アイ子は、不安を通り越して、恐怖を感じ始めていた。
--電話してみようかな。


でも、まだメッセージを送ってそんなに経ったわけじゃない。
-- もうちょっと時間が過ぎてからの方が良いよね。


アイ子は、部屋の片づけをしながら、もやもやと考え続けた。


しかし、時間がたつほどに、
アイ子の中で、ヒカルが怒っているのが確定になってしまい、電話する勇気が起こらない。


返信が来ないスマホは、ヒカルの怒りを象徴しているようで、
もはや、スマホを見るにも勇気がいる状況だ。


怖さに追い詰められて、居ても立っても居られない。
アイ子はテレビを付けて、この怖さから逃げることにした。


-- そうそう、録画した映画を観よう。

アイ子は映画に没頭した。



こういった一連の行動は、ほとんど無意識に行っているため、
自分が何のために何をしているか、なんて分からないのが私たちの日常だ。


しかし録画した映画に没頭しても、
映画には終わりの時間がやってくる。


アイ子は映画を観終わると、再び、ヒカルのことを思い出していた。
スマホは通知音も鳴ってないから、
まだヒカルから返信は来ていないだろう。


アイ子の中で、またしても怖さが膨らみ始めたそのとき、
唐突に思い出した。


-- あ、そうだ、RFT!!


RFTしよう。
アイ子は、怖さにとどまってみた。
この怖さは、なんだか置いていかれそうな気がする怖さ…。


5歳ぐらいの頃、
母と大きなスーパーに行って、はぐれた時のことを思い出した。

母の姿が見えなくて、小さなアイ子に孤独と恐怖がのしかかる。


でも、RFTをしていると、そんな孤独や恐怖が、
小さなアイ子のために、役割を果たしてくれていたことを見出せる。


そして、力のない、小さな5歳の自分だと思っていた姿から、
しっかりと生きる強さが秘められていたことも分かって、
過去の自分を誇らしく思い、同時に自分に力を取り戻したような、
力強さとやすらぎを感じた。



-- 知らず知らず、ダメだと思っていた自分は、
  本当は、ダメな自分なんかじゃないのに、
  自分が自分を封印して、
  本来の強さや逞しさを、閉じ込めてしまっていたのかも知れない。



アイ子は、ヒカルからの返信が来ていないことを
いつの間にか忘れてしまっていた。


夜になって、ヒカルから返信が届いた。
今日は休日出勤で仕事をしていたらしい。

アイ子へ返信をしようとしたところ、
ミーティングが始まり、
そのまま仕事をしていて返信する間もなかったのだ。


アイ子は、思わず笑みを浮かべながら、ヒカルに返信すると、
うーんと大きく伸びをした。


-- 私の架空の物語は、やっぱり架空でしかなかった。
  今度、ヒカルに会ったら、そんな話もしてみよう♪




<つづく>


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。

内容の一部は、インテグレイテッド心理学を参考にしています。

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次回は、2/28に更新予定です。


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02.19
Mon

【出来るシリーズ】では、
RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で “出来ること” を
小説風にご紹介しています。


テーマは違っても、それぞれの心で起こっていることは繋がっています。


あなたも自分の心をひも解いてみませんか?
あなたの内なる愛しさを取り戻すために…。



(毎月10日20日30日に更新予定です。)



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❇ 登場人物 ❇
 
◎浜 ヒカル(はま ひかる)
  28歳 OL RFTを知り、親友のアイ子に紹介。
  夜の闇の恐怖を抜け出す方法を探しているうちRFTに出逢い、
  過去の出来事へのRFTを通して、現在の生きづらさを解消していく。  


◎相上 アイ子(あいうえ あいこ)
  25歳 OL。 親友のヒカルから、RFTを教えてもらい、職場での人間関係や生活にRFTを活かして、
  これまでとは違う人生を踏み出していく。


  ヒカルやアイ子のRFTライフをお楽しみに~☆彡

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1.「上司と合わない」~前編~


1.「上司と合わない」~後編~


2.「女性の輪に入れない」


3.「生理的に嫌いな人」


4.「断るのが苦手」


5.「返信が来ないのが気になる!」


6.「孤独の闇に引きずり込まれそうで怖い」~前編~


6.「孤独の闇に引きずり込まれそうで怖い」~後編~


7.「.怒りが止まらない」


8.「幸せそうな人たちが妬ましい」


9.「性的トラウマ」


10.「わけもなく落ち込む」



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RFTブログ小説は、毎月10日20日30日に更新予定です。




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02.10
Sat

いったい自分の自由性を奪ったのは誰だったのでしょう?

心の平安を脅かされても、
ただ受け入れるしかない人生を選んで生きて、
そんな自分にすら気づかない…


でも、もしわずかな一歩でも、自分の内に起こっている出来事に気づけたなら、
それは人生を転換させる大きな一歩となり得ます。


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたの内なる扉を開くとき、いつだってお役に立てると思います。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉
【出来るシリーズ】1「.上司と合わない」前後編も、是非お読みくださいませ☆


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「嫌だ!!」と心が叫んだときに、

「NO」と
簡単に言える人もいるが、それが簡単に言えない人も少なくない。
しかし、それよりも、自分に「NO」という選択肢があることすら、気づいていない人も、少なくない。


抑え込んだ思い、飲み込んだ言葉は、
心に降り積もる雪のように、知らないうちに自らを深く埋もれさせていき、
「断らない私」を創り上げる。


心が「NO」と発しようとしたとき
同時に起こっている体の硬直に気づいたことはあるだろうか?
この硬直が解けたとき、状況が変わることを、ほとんどの人が知らない。


アイ子は、最近、ある悩みを抱えていた。
社内の別の部署から、合コンの誘いがあって、逃れられないように感じていたことだった。


今のところ、付き合っている人もいないし、 
合コンが嫌だというわけでもないが、気が重い…


中途採用のアイ子は、まだ社内の人間関係にも慣れていなくて、
誘ってくれた女性も、更衣室などで会って話すことはあるが、
それほど親しいわけではないので、
それだけでも気疲れしそうだった。


-- でも、合コンに参加すれば、良い出会いがあるかもしれないし…
   良い出会いはなくても、参加する社内の人たちと仲良くなれるかもしれない…

アイ子はぐるぐると考えを巡らせた。


数日後、たまたま職場のランチの際に、同じ課の女性たちと
この合コンが話題に上がった。
ランチのメンバーの中に、合コンに誘われていた人が他にもいたのだ。

「気乗りしなかったから、断っちゃった。」
彼女は、易々と言ってのけた。


アイ子はハッとした。
そのとき初めて、「断る」という選択肢があることに気づいたのだ。
「行かねばならない」「行くしかない」 と思いこんでいた。


私たちは、その思いにハマっているとき、
自分には自由な意思があることを見失ってしまっている。


-- ああ、断るっていう道もあった --


アイ子は、自分のこれまでの人生を振り返ってみた。
そういえば、
スーパーの試食を渡されたときは、つい商品を買ってしまう。
洋服や化粧品だって、店員さんに勧められるままに買うことが多い。
友達との食事会も忙しくても疲れていても誘われるままに出かけていく。


-- あれ? 私、断るって考えてない? --


小さな気づきに、アイ子は少しばかりの混乱を覚えた。

-- 私の本当の気持ちはどこにあったんだろう?
 その瞬間の自分の正直な気持ちを、私は今まで聞いたことがあっただろうか?



RFTを積み重ねて、自分の内なる思いを見つめる機会が増えてきたことが、
今までスルーしていた心の声に、耳を傾けさせてくれたのかもしれない。
アイ子は自分の気持ちを大事にしたいと思った。


-- 今回は、合コンは断ろう。
-- その時間を、自分の休息に使おう。



とはいえ、やはり断るのは勇気がいる。
そこで、アイ子は、RFTで、「断るのが怖い」というテーマに向き合うことにした。


『断ったら、とんでもないことが起きそう。口をきいてもらえなくなって、のけ者にされる。』
アイ子は紙に書き出した。


こうして文章だけ見れば、
合コンを断ったぐらいで、
口をきいてもらえなくなったり、のけ者にされるなんて、
考えすぎだと思えることが、


私たちは、その思いにハマっているときは客観性を見失い、
起こってもいないストーリーを無意識に信じていることに行き着く。



アイ子は体の硬直する感覚をとらえた。
みぞおちにガチガチな固さを感じる。


指の腹で優しく、経絡(つぼ)をタッピングしながら、
感覚に寄り添い、秘められている声を聞いていく。


記憶の隅から、小学校の頃、友達にのけ者にされたように思った出来事が思い出された。
そんな過去の自分の感情からその理由・役割を見出して紐解いていく。


アイ子の目から涙がこぼれ落ち、
まるで溶けるように、その感覚が変化していくのを感じた。


そして、もう一度テーマを振り返ってみた。



さっきまでは、合コンを断ったりしたら、相手が怖い顔をして離れて行くような気がしていたが、
今は、「ああそうなの?」と言うぐらいで終わる気がする。


実際の相手の反応は分からないが、
今のアイ子には断ることが、そんなに大げさに考えることではないように思えて来た。


-- 結局、相手がどう思うかっていう想像は、私の中の空想ってことなんだ。


翌日、会社に行って、アイ子は合コンに誘ってくれた女性に断りにいった。
相手の顔を見ながら、自然な感じに断ることが出来た。

相手もすんなり受け入れてくれた。


以前のアイ子だったら、おそらく断るとしても、
相手の顔色を窺いながら、しどろもどろだったことだろう。
それともけんか腰で相手に「NO」をぶつけていたかもしれない。


-- 言葉に感情が乗ってない…

 
罪悪感も怖れも言葉に乗ってない。
相手の反応に構えることもない。
自然に言えるとはこういうことなんだ、とアイ子は知った。


-- 自分の気持ちを大切にして生きていこう♪


アイ子は新たな一歩を踏み出せたように感じていた。




<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。

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次回は、2/20に更新予定です。


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【直近の基礎コース: オンライン講座 平日夜】 
開催日:2018年2月16日(金)、3月2日(金)、3月16日(金)
開催時間: 各回とも19時~22時(3時間程度 × 全3回に分ける形式です)
開催場所: オンライン(テレビ会議システムzoom)
講   師 : 葵井美香子
参 加 費 : 48,000円(税込み・テキスト代込み)
申込みフォーム: オンライン夜クラス




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01.30
Tue

「なぜ、私は、自分が思うように行動できないんだろう?」
そんなことを思ったことはありませんか?


言おうと思った言葉が言えず、言いたくないことを言ってしまう
やりたいことを諦めて、やりたくないことばかりやってしまう


そんなあなたに伝えたい
自分を自由にする方法はちゃんとあるんだ、ってこと…


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたが求めるとき、いつだってお役に立てると思います。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉

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アイ子は新しい職場の過ごしやすさを実感していた。
課長との関係も良好で、職場の女性たちともずいぶん話しやすくなった。

それでも様々な反応は起こり、様々な思いは巡る。


アイ子には、取引先の会社の男性社員に苦手な人がいた。

相手は30代ぐらいで、度々アイ子の課に来て、課長らと話しをする。

仕事上の話をしているだけでアイ子に何をしてくるわけでもないが、
とにかく、そこに居るだけで嫌な気持ちになってくる。
もう生理的に嫌、としか言えない。


その男性の訪問を受け、課長らにとりつぐ際は
目も合わせづらく顔がこわばり笑顔も出来ない。
アイ子にしては珍しくそっけない態度だった。


私たちの反応は数限りなくあるので、そのすべてにRFTを進めることは不可能だ。
気になること・困ることがその対象となる。
しかし、自分が起こしている無意識の反応を自覚するのは容易ではないため、
意識上に上がってくるまで時間がかかることがほとんどだ。



ある日、アイ子は課の先輩から声をかけられた。
「相上さん、○○さんへの対応がちょっと気になるんだけど、何かあった?」

「いえ、何も…すみません。」
アイ子はハッとして答えた。
「いや、僕に謝ってもらっても意味ないから、○○さんへの対応を改めるべきじゃない?」
「そうですね、今後は気を付けます」

先輩の鋭い言葉にヒーッと身をすくめる。
-- 先輩だけじゃなくて、他の皆もわかっていたのだろうか。
   こんな自分のこと…。

恥ずかしいやら情けないやら、相手に申し訳ないやら、
アイ子の思考はぐるぐる巡り、激しく落ち込みながら帰宅した。


こんな時もRFTは役に立つ。

まずは、先輩に言われたことでぐるぐるしている、
今の自分の思いにRFTをしてみた。


ヒーッバカバカ、知られて恥ずかしい
自分が情けない
相手に申し訳ない
言われて気づくなんて自分に腹が立つ
どうにもできなかった無力感
様々な思いや感情を紐解いていき…
深呼吸して、気分を落ち着ける。


冷静さを取り戻すと取引先の男性社員のことに取り組んでみた。

-- 彼の何が、どこが嫌なんだろう?
-- 顔? …いや、別の顔でも嫌だし。
-- 雰囲気? …え、体つき??まさか体形??

自分でも訳が分からないが、アイ子は何かが襲い掛かってくるような既視感を感じた。


それはまだアイ子が2歳ぐらいのときのこと。
まったく忘れ去っていた遠い、かすかな記憶。


ぼんやりしているが、思い出してみると、アイ子に小犬が襲い掛かってきていた。
小犬とはいえ、勢いよく飛び掛かられると、小さなアイ子は倒れそうになってしまう。
恐怖で泣いている小さなアイ子。
大人が近くで笑っている。


-- そういえば、そんなことあった…
-- でも、犬??

疑問も戸惑いもあったが、この時の思い出の自分にRFTをした。


得体の知れないものへの恐怖、
助けてくれない大人への大きな怒り、
こんな思いや感情が封印されていたのかと自分でも驚きながら、
次々にこうした思いや感情を紐解いていった。


やがて、小犬が襲い掛かってきている姿がじゃれている姿に変化してきた。
気が付けば母が抱きしめてくれている。
小さなアイ子は小犬を撫でて笑い始めた。



アイ子は思う。
封印されていたネガティブな感情は、自分に起こっていた出来事をありのままに見えなくしている。

でも紐解いていくうちに、自分が人生を生きていくうえで、
まったく無意識に、危険なものから自分を守るために、判別する力を身に着けていたことが分かる。


-- ネガティブな感情は、一見自分を不幸にしているように思えるけれど、
   本当はよりよく生きる知恵として、必要なものだったんだ。

   私たちは皆、自覚せずにいるけれど、実はこんな力を秘めているんだ。
   すごいなぁ。


アイ子は、自分の中に宝物を見つけたような気分だった。


-- よ~し、この次は、笑顔で迎えてみせるぞ~♪

そう思うアイ子も笑顔にあふれていた。





<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。

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次回は、2/10に更新予定です。


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【大阪 残席1名】2018年2月3日(土)~2月4日(日) 
            両日とも10:00~16:30



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01.20
Sat

いつの間に信じてしまったのでしょう?

自分一人で背負わなければならないなんて
誰にも助けを求めてはいけないなんて


誰にも言えず抱え込んでしまうばかりのあなたに知ってもらいたい
気を抜くことを自分に許せないあなたに知ってもらいたい
いつだってあなたに愛の手が差し伸べられていることを…


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
必要な時に思い出して頂けると幸せです。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉

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人生は修行なんかじゃない。
今はそう思える。

でも、それを言い続けたおばあちゃんが、
自分に言い聞かせて乗り越えたであろう日々を孫として誇りに思う。

RFTを知らなかったおばあちゃんは、そうやって頑張ったんだろうなぁ。


今のアイ子は、困った時に対応出来るツールを得て、心強い気持ちだ。
だってもう諦めなくても良いのだから。

アイ子は、上司との問題をクリアして、気分良く職場に出社できるようになった。
おかげで課長との関係も良好だ。


…が、このアイ子の問題は、もちろん、それだけではなかった…。


この新しい職場では、昼食時、休憩時などは、部の女性社員が集まって、
一緒にランチやお菓子を食べながらおしゃべりするのが習わしだ。

アイ子はそれを憂鬱に感じていた。


アイ子の所属する部には、女性社員が7名いる。
秘かに「お局倶楽部」と命名した。
「お局倶楽部」のメンバーは、同年代もいれば年上世代もいて、
それぞれにみんな良い人たちだと思う。

嫌みや、イジメがあるわけでもない。
新人のアイ子を迎え入れてくれる感じもある。

なのに、
その場に居るのに、居場所がないような、
溶け込めない、仲間に入れない疎外感のような感じがあって、

彼女たちは皆すごく仲良しなのに、
アイ子だけ見えない壁に隔たれているように思える。


アイ子が「お局倶楽部」に参加するときは、
ひたすら聞く側にまわり、頷いたり相槌をうつぐらいで
自分から話題を提供することはほとんどなく、
皆と一緒にいることが精一杯だった。


振り返ってみると、アイ子は以前から女性の輪が苦手だった。
なぜだか居心地が悪くて逃げ出したくなってしまう。

-- 「皆と仲良くなりたい」という気持ちは、もちろんすごく、すごーくあるのにっ!!


-- こんなことにも、RFT️は効果があるのだろうか?


RFTを思い出して、
アイ子は、アパートに帰ると、さっそく挑戦してみることにした。


その場にいるのに居場所がないような、
1人だけ浮いているような、
この感じにとどまってみる。
みぞおちに感じる固い感じ。
この感覚はいつからあるのだろう?


静かに目を閉じてタッピングしながら、
この感覚に委ねてみる、、、


ふと、幼稚園の時に、読んでいた絵本を片付けなかったことで、
先生から叱られたときのことを思い出した。

そのとき近くにいた同じ組の女の子たちが数名集まってきて、
アイ子を取り囲んで、口々に言いたいことを言っていた。
会話の内容までは覚えていないが、
アイ子を非難していたような記憶がある。

-- あー、すっかり忘れていた…!!
  そんなことがあった、あった…。


アイ子はRFTを始めた。
とはいえ、まだ慣れないので講習会で習ったことを思い出しながら、少しずつ進めてみた。


一方的に責められる悔しさ
誰も味方がいない悲しみ
皆の前で叱られた怒り
ちゃんと絵本をしまわなかった後悔


一つずつ感情を受け入れていくうちに、
幼稚園児のアイ子の気持ちがどんどん軽くなっていく。


途中から、
先生にひどく叱られたと思っていたことが、
そんなに強く叱られたわけではなく、ちょっと注意されたぐらいだった気がしてきた。


それに周りにいた子供たちも、
実はアイ子を非難していたのではなく、
手を貸そうとしてくれていたことが分かってきた。
皆、子供なりに先生に注意された私を気遣ってくれてたんだ…
取り囲まれている感じは、アイ子を包む優しい砦のようだった。


幼稚園児のアイ子が、笑顔を取り戻した感じのところで、
アイ子は、「お局倶楽部」の中に居るときの疎外感も思い出してみた。


何だかリアルに感じられないような気がする。
職場の彼女たち皆が仲良しで、アイ子だけ壁があるように思えたのも、
今となっては、彼女たちだって食事をする場所に集まっているだけのように思える。


「お局倶楽部」なんて表現は、もうその雰囲気に合わない。
-- 「職場の親交会」ってところかな。


なるほど、
幼稚園のとき、周りを取り囲んでいた子供たちの中に
アイ子の味方になってくれる子が居ないように感じていた孤独な気持ちが
女性の輪に入ったときの疎外感のような居心地の悪さに繋がっていたのだと感じた。


-- 自分の思いに捕われていると、見えないものがあるんだ --


幼稚園なんて小さな子供の世界だと思っていたのに、ちゃんとそこには優しさや愛があった。
-- 今も見えていないだけで、優しさや愛が色んなところにあるに違いない。
アイ子は、宝物を見つけたような気持ちで、しばらく心地よい思い出に浸っていた。



<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、原因は人によって様々異なります。


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次回は、1/30に更新予定です。




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